中東の軍事緊張、一方、沖縄はウグイスが春を運んでくる
パタヤ移住を経て辿り着いた沖縄で、取崩し生活も3ヶ月目が終わろうとしている。
3月上旬からの中東情勢が緊迫・悪化し、取崩しを開始したばかりの生活に暗雲が立ち込める。
こうした地政学リスクによる資産の下落は、正直に言えばストレスだ。
一方、3月の沖縄は早くも夏を感じさせる強烈な日差しが降り注ぎはじめ、
いつものウォーキングコースでは、ウグイスが春を楽しんでいる。
今月も相場から距離を置き、山登りで春を感じ、ホエールウォッチングに参加したりしていた。




資産が減り続ける日々
取崩し生活を始めて、早くも逆風が吹き始めた。
よく、リタイア直後の資産下落は資産寿命を大きく減らすと言われるが、まさにその時が来た感じだった。
給与収入がない状態で日々資産残高が数十万単位で減っていくのは気分のいいものではない。
もしこのまま下落トレンドが長引けば、FIRE失敗・再就職という最悪のシナリオも脳裏に浮かぶ。
とはいえ、客観的に見ればまだまだカワイイ下落。
現金比率を高めるため今月も、かまわず投資信託の売却を行った。
NISA移し替えの扱い
夫婦ともに毎月、特定口座のS&P500から新NISA積立投資枠へ20万円(各10万)の資金移動を行っている。これは生活費のための「取崩し」とは別枠の、資産クラスの移動なので特に表記しない。なお、2026年1月初頭に旧NISA満期分(120万円が250万円以上に成長)から成長投資枠(各240万円分)への移し替えも完了済み。自分は「先進国株式から先進国株式」へ、妻は「S&P500からSCHD系」へ資産を移動させた。
※本記事で扱う「2026年1月1日時点の100%」という基準は、
これら成長投資枠への移し替えをすべて終えた後の評価額で計算している。
配当金という援軍が到着
月末にかけて、日本株、米国株ともに配当金という援軍が到着。
今月は日本株から 106,437円、米国株から45,832円の入金があった。
投資信託の取崩し分を合わせると、今月のインカムは407,111円。
働かなくても、世界中の企業が自分の代わりに利益を上げ、それを分配してくれる。
特に資産が目減りする下落局面では、こうして現金が手元に届く仕組みは、
心理的にも支えてくれる頼もしい存在となってくれた。

各資産の進捗状況
グラフの見方
以下のグラフは、完全無職生活が始まった2026年1月1日時点を100.0%とし、その後の取崩しと運用による資産の推移を可視化した。
投資信託系
高配当・ETF系
コモディティ
波乱の1ヶ月を終えて
これまでは右肩上がりの相場に背中を押されるような幸先の良いスタートだったが、
今月は一転して、地政学リスクという「FIREの洗礼」を受けた1ヶ月だった。
資産額の数字が減っていくのは心中穏やかでないけれど、
たとえ評価額が窪んでいっても自分たちの生活が急に破綻するわけではない。
予定通りに取崩しを行い、予定通りに配当を受け取り、予定通りに沖縄の自然を楽しむ。
この変わらない日常が、資産額の減少を忘れさせてくれた。
90日
今月は、収入が支出を上回り、取崩し生活に入って初の単月黒字となった。
しかし、通算収支差はまだ赤字。
今月の投資資産HP
の進捗を数値化した、我が家の「生存HP」
完全無職生活が始まった2026年1月1日の投資資産の合計を「100%」と定義している
(※現金預金はここでは扱わない)。
生活費を取り崩しながら、このHPが0%にならないよう、FIREという名の冒険を楽しむ。
かろうじて生存HP100%を維持
今月の激しい下落で100%を割ると思っていたが、何とか首の皮一枚でつながった。
当分売却する予定のない高配当株が頑張ってくれた。
ただ、これらは当分売る気のない資産なので、
いくら評価額が上がっても日々の生活費の足しにはならないw
とはいえ、売却しなくても勝手に入ってくる配当金の存在は、
税金をがっつり持っていかれるとはいえ本当に頼もしい。
もちろん取られた税金に関しても、先月実行 したように、
計画的にキッチリと取り返していく。
長い旅の途中、一時的なつまづきも楽しむ
出る杭は打たれ、打たれすぎて窪んだ穴は埋められる。
人生もまた、投資シミュレーションでよく見るような綺麗な右肩上がりのグラフではない。
現実の凸凹した道を一歩ずつ歩いていく。
市場は直線で表すことができないことを、身をもって感じさせてくれた。
資産額の数字だけに目を向ければ一喜一憂してしまうが、
自分たちはもっと長く、長期で見れば心地よい上り坂をのんびりと歩いていく。
最終的に、山の頂上にたどり着けることを信じて。

わが家の歩み:資産の時系列推移と運用記録
プライバシーの観点からわが家の正確な現金を含めた資産総額までは公表しないが、
「根拠」となる過去の記録はある程度残してある。
投資信託のSCHD系や米国高配当など、
公表していない資産も一部あるが、日々の「生存HP」を算出する基礎データはこの記録に基づいている。
エビデンス

※ 現金預金を除いた、投資資産のみの時系列推移(MoneyForward ME)
グラフの中に時折現れる「青色」は、証券口座内で待機させている買い付け用の準備金。
「灰色」その他の資産はゴールドで、証券会社と連携できない為、手入力で元本分のみ入力している。
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