自宅から20分の海と、好調な相場に乗る攻めの取崩し増額
取崩し生活7ヶ月目。日数にして212日。
相変わらず労働収入のない生活ではあるが、沖縄移住者となった自分たちの日常は至極穏やかだ。
わざわざ遠出をしなくても、自宅から車でわずか20分も走らせれば、
そこには透き通った綺麗な海が広がっている。
思い立った時にフラッと出かけてシュノーケリングを楽しみ、熱帯魚と戯れて帰宅する。
カレンダーや時間の縛りから完全に解放された自由な生活にとって、これ以上ない日常の贅沢だ。
そして、手元の資産たちも実に頼もしい動きを見せている。
主力であるS&P500をはじめとする投資信託が、こちらの想定を遥かに超えるスピードで右肩上がりの上昇を続けている。
資産が勝手に膨らんでいくのをただ眺めている必要はない。
相場の好調さに合わせて柔軟にルールを書き換えるのも、出口戦略における特権だ。
今月から今年末までの期間限定で、S&P500からの取崩し額を15万円上乗せし、
手元の現金をより分厚く補強することにした。


2ヶ月目の伏線回収:国民年金全額免除承認と国保額の実測値
攻めの取崩しを上乗せする一方で、守りの要である「税金・社会保険料」の防衛も、今月ついに完璧な決着を迎えた。
7月1日、マイナポータルから速攻で国民年金の「全額免除」を申請。
その後、7月上旬にポストに国民年金保険料の納付書が届いた。
行政のタイムラグによる入れ違いだと分かってはいても、一瞬ヒヤッとさせられる。
7月中旬、狙い通り無事に「全額免除」の承認通知が届いたため、役目を終えた納付書はそっとファイルへ整理した。
続いて、今年度の国民健康保険料の決定通知書が届いた。
気になる結果は、夫婦2人で年間54,500円。
月額に換算すると二人合算で約4,500円、1人あたりわずか約2,300円。
会社員時代に毎月差し引かれていた社会保険料を考えれば、
今年2月の確定申告で仕込んでおいた「所得の最適化戦略」が、うまく機能したことになる。
おまけに、市役所から届いた「過誤納金還付充当通知書」により、
夫婦で約4.4万円が手元に戻ってくるという臨時ボーナスまで舞い込んだ。
もっとも、この還付金は退職・移住初年度の複雑な税精算が生んだ「1年目限定のバグ」と思われる。
当然、来年以降はこの手のお小遣いは期待できないだろう。
「攻めの取崩し上乗せ(+15万円)」と「守りの税・保険料最適化」
今月も現金比率のディフェンスラインを強固に保ちつつ、予定通りの取崩しを実行した。
NISA移し替えの扱い
夫婦ともに毎月、特定口座のS&P500から新NISA積立投資枠へ20万円(各10万)の資金移動を行っている。これは生活費のための 取崩し とは別枠の、資産クラスの移動なので特に表記しない。なお、2026年1月初頭に旧NISA満期分(120万円が250万円以上に成長)から成長投資枠(各240万円分)への移し替えも完了済み。自分は「先進国株式から先進国株式」へ、妻は「S&P500からSCHD系」へ資産を移動させた。
※本記事で扱う「2026年1月1日時点の100%」という基準は、
これら成長投資枠への移し替えをすべて終えた後の評価額で計算している。
各資産の進捗状況
グラフの見方
以下のグラフは、完全無職生活が始まった2026年1月1日時点を100.0%とし、その後の取崩しと運用による資産の推移を可視化した。
投資信託系
高配当・ETF系
コモディティ
7ヵ月目の取崩しを終えて
この生活が始まってから212日
そんな資産たちの凸凹した攻防戦を乗り越えた、我が家の「生存HP」は、以下のような形になった。
ちなみに、詳しい内訳は「生活費 詳細はこちら」にまとめているが、
我が家の毎月の基本生活費30万円は、季節によって変動する支出も含めて年間平均で管理している。
例えば電気代。
冬は月6,000円程度で収まる一方、夏はエアコンをフル稼働すれば2万円近くになるかもしれない(沖縄での本格的な夏はまだ未体験w)
そこで年間の支出を見込んで平均化し、毎月17,500円を生活費に組み込んでいる。
税金や社会保険料についても同じ考え方で、住民税非課税と国民年金全額免除を前提に、
実際の通知額をもとに月5,000円で見積もっている(今回は予想で組んだけど、ほぼ的中してくれたw)
そのため、年間54,500円が確定した今月も生活費に変化はない。
毎月の支出が多少上下しても、そのたびに一喜一憂することはせず、
年間を通して「少し余裕を持たせた予算」の中で、淡々と家計を回していく。
それが我が家の家計管理の基本スタイルとなっている。
212日
今月の投資資産HP
の進捗を数値化した、我が家の「生存HP」
完全無職生活が始まった2026年1月1日の投資資産の合計を「100%」と定義している
(※現金預金はここでは扱わない)。
生活費を取り崩しながら、このHPが0%にならないよう、FIREという名の冒険を楽しむ。
今月は、相場が落ち着いている間に現金比率を高める期間限定の対応として、
S&P500からの取崩し額を通常より15万円上乗せし、40.5万円を取り崩した。
出口戦略のギアを一つ上げた1ヶ月となった。
15万円多く取り崩したにもかかわらず、各資産の力強い推移によって、
我が家の「生存HP」は前月の108.6%から110.2%(前月比 +1.5% Up)まで上昇した。
相場に過度な期待はせず、凪のうちに現金を積み増す
生存HPが110%台を維持しているからといって、今の相場に手放しで浮かれているわけではない。
年間4%(月換算で約0.33%)の成長があれば御の字と考えている身としては、
「上げすぎた価格はどこかで元に戻る」と冷徹な視点を崩さない。
相場が調整局面に入る日は、必ずまた訪れる。
暴落の最中に無理して安値で切り売りをしないためにも、
相場が落ち着いている「凪(なぎ)」の今のうちに利益を確定させ、
手元の現金(防波堤)を厚くしておく。
全力投資のフェーズを終え、戦略的にキャッシュ余力を高めるフェーズへと移行した1ヶ月となった。

制度の最適化と柔軟な取崩しで挑む出口戦略
国民年金の全額免除承認や国民健康保険料の最適化といった「守りの防衛陣形」を固めつつ、
相場の波に合わせて取崩し額を柔軟に調整する「攻めのキャッシュ構築」
ただ資産が目減りするのを恐れて指を咥えて眺めるのではなく、
制度とルールを自らコントロールする手応えを感じている。
カレンダーの縛りから解放され、自宅近所の海で穏やかにシュノーケリングを楽しむ沖縄の日常。
これからも市場の気まぐれに一喜一憂することなく、
市場には冷静に向き合いながらも、ワクワクする取崩し生活を続けていきたい。

わが家の歩み:資産の時系列推移と運用記録
プライバシーの観点からわが家の正確な現金を含めた資産総額までは公表しないが、
「根拠」となる過去の記録はある程度残してある。
投資信託のSCHD系や米国高配当など、
公表していない資産も一部あるが、日々の「生存HP」を算出する基礎データはこの記録に基づいている。
エビデンス

※ 現金預金を除いた、投資資産のみの時系列推移(MoneyForward ME)
グラフの中に時折現れる「青色」は、証券口座内で待機させている買い付け用の準備金。
「灰色」その他の資産はゴールドで、証券会社と連携できない為、手入力で元本分のみ入力している。
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